2007/11/28

これほどまで官能的に回るエンジンがあっただろうか


2st 250cc 45ps/9500rpm 後方排気、このスペックから想像できるのは、速いバイク。だけど、TZR250には、このスペックを超えた官能的なエンジンがある。
6000rpmから炸裂する1段ロケット、8000rpmからさらに炸裂する2段ロケット、そして10,000rpmのレッドゾーンへ。麻薬のようなエンジンフィールは、アクセルを戻すことを忘れてしまう。気がつくと6速、レッドゾーン180km/h。
もうこれ以上エンジンは回らない。そして我に返りブレーキレバーに指をかける、深紅に染まったディスクローターが現実の世界に引き戻してくれる。

ちょっと劇画調にスタートしてみました(事実とはかけ離れています。念のため)。TZR250は、これまで乗り継いできたバイクの中で最も記憶に残っているバイクです。速いとか遅いとかそんなことは関係なく、感性に訴えかける官能的なエンジンフィール、忘れれらませんね。

TZR250のデビューは1985年、もう20年以上も前のことです。街乗りでは、水温計の針が上がらず、かぶり気味、これが高速道路に乗ってアクセルを開けると、エンジンはごきげん。街乗りでエンジンをごきげんにしてあげるには、免許証が何枚あってもたりません。峠で走るにしても2速と3速にしか入らない、そうなると首都高あたりがベストなワインディングロード。ほどよくクロスしたミッションでさらに右手に力が入ります、これでは命がいつくあっても足りません。
そんな訳で短い付き合いたっだTZR250でした。

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