2008/02/23

新しいシトローツがやってきた


1月の末にオーダーしたシトローツのスキーブーツができあがってきました。
1ヶ月かからずにできてきましたが、これはたまたまタイミングが良かっただけ、普通はもっとかかるようです。

仕事の帰りに神田ブーツ研究により、カント調整やフォーミングなどをして1時間少々で、自分だけのブーツができあがりです。

新しいシトローツになって変わったところは、シェルが新設計になったことと、シェルの堅さを少し落としたところです。
これまで使っていたシトローツでは、エクストラハードという一番堅いシェルをチョイスしていました。買った頃は若かったので、脚力もありちょうど良かったのですが、14年たった今となっては、堅すぎて手に余るというか、足に余るというか、ちょっと疲れます。そこで今回は、ミディアムの堅さのシェルをチョイスしてみました。これから10年履くことを考えて。

さっそく履いてみると、これが実に履きやすい! 何のことかと思うかもしれませんが、ぴったり足に合ったフォーミングがされているブーツは履くのが大変なんです。この履きやすさは、新設計のシェルとミディアムの堅さによるところかと思います。
オーダーメードのブーツなので当たり前ですが、買ったその日から実に足に馴染んでいます。う〜んたまりませんね、このホールド感、どこにも遊びがないけれど、どこも痛くない。
これまで使ってきたシトローツも抜群のフィット感でしたけど、新しいシトローツはさらにこれの上を行っています。

古いシトローツを大切に履いている方もたくさんいるかと思います。これ以上のブーツに巡り会うことは難しいだろうとか思って(自分もそうでした)、でも、そんな心配は必要なさそうです。

さて、来週には新しいシトローツもスキー場デビューさせてやりたいところです。スキーブーツも滑ってナンボのものですから、板にもワックスを塗ったし(もちろんアイロンでね)。楽しみだ〜。

2008/02/09

「私をスキーに連れてって」を思い出してみる


「銀色のシーズン」が、あららだったので、1987年に公開された「私をスキーに連れてって」について語ってみます。時はバブルの頃です。この映画をリアルタイムに見たという人は、まあ、それなりの年ですよね。(詳細を知りたい方はウィキペディアで)

もう一度映画を見てみたい方は、YuoTubeがおすすめです。「私をスキーに連れてって」で検索すれば、全部は見られませんが、断片的に見ることができます。

当時は、ライトを背負って夜に雪山を滑るとか、セリカがスキー場を走っているとか、そんなことあり得ないよな〜 とか笑いながら見てみましたけど、あらためてYuoTubeで見るとこの映画のすごさが分かります。「私をスキーに連れてって」を見た人は結局、彼女をスキーに連れていったり、彼氏にスキーに連れて行ってもらったりと、まさに映画と同じことをみんながしたので、スキーブームにまで発展したのではないでしょうか、ちょっと堅い表現をすれば、「文化をつくった」とも言えるかな。

金曜日の夜、会社が終わって家に帰り、車のスキーキャリヤに板を積んでスキー場に向かう... そんな生活が当時の常識になったのもこの映画の影響かもしれません。

「私をスキーに連れてって」はただのお笑い映画に終わらず、スキー好きをそれなりに納得させました。なかなかセンスのいい、スキーシーンがちりばめられていたからです。これは映画のスキー指導を元ワールドカップレーサーの海和俊宏氏が行っていたためかと思います。

夏はアリのように働き、冬はキリギリスのようにスキーを遊ぶ、いつまでこんなことをしているのやら。

2008/02/08

銀色のシーズン


「私をスキーに連れてって」に続く、スキーを題材にした映画「銀色のシーズン(公式サイトはこちら)」を見てきました。
感想としては、がっかりです。羽住英一郎という人が監督をしており、監督は「困難に挑戦している人々を描いた」と語っていますが、どこが? です。

まずね、ストーリーがないし、スキーを題材にする必要性もないし...
ちなみに映画館はガラガラでした。1800円払って映画館で見るより、レンタルDVDで十分だったかな。
でもね、田中麗奈が演じる「七海」はいいです。田中麗奈を使ったところだけは救いかな。結構泣けたし...?
白馬村が舞台になっていることは、スキーが好きな人ならすぐに分かりますが、これでもかというほど白馬色が出ていることも、少々うんざりでした。

「私をスキーに連れてって」でスキーが大ブレークしたことを思い出して、この映画に期待しているスキー関係者がいるようですが残念でしたね。

2008/02/02

今週はかくらでパウダー


この季節になると、何かと山の天気が気になります。そうですパウダーを滑るためには山の天気をマメにチェックする必要があります。
今週、中越の山沿いではシンシンと雪が降り続いています。この雪は週末あたりにはやむかもしれない! 

パウダーねらいで新潟はかぐらスキー場へ行ってきました。まずは金曜日にアタック、天気予報では、朝までに雪はやむはずでしたけど、吹雪です。たしかにパウダーなんですけど、雪が深すぎて板が滑りません。さずがにみんなあきらめたのか、リフトもゲレンデも貸し切り状態です。こんな天気のときは、遭難に備えてリュックにチョコレートを入れています。吹雪のなかでカチカチに凍ったチョコレートがウマイ(チョコレートは休憩所で食べています。念のため)。

で、土曜日は、夜半まで降り続いた雪もやみ太陽が顔を出しています。パウダーを楽しむにはベストなコンディションです。存分にパウダーを楽しんできました。北海道の雪ほどは軽くありませんけど、雪さえたっぷりあれば十分です。

2週間続けてパウダーを楽しめるようなことは、まずありません。今シーズンのパウダー運は、これで使いはたようです。

かぐらスキー場にも外人さんがずいぶんいました。ゴンドラに乗れば日本人は自分だけとか、昼食のときは、左右のテーブルとも外人さんとか、スキー場に来て英語が話せないことを残念に思うのも何だかな。

2日間の滑走標高差は、10,525mでした。