2007/12/16

世界三大ギタリストの教え


前回、レッド・ツェッペリンのことを書いていたらフツフツと思い出したのが、世界三大ギタリスト、今回はこのテーマで。
ここで言う世界三大ギタリストは、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジのことです(ちょっと古いか?)
3人とも「ザ・ヤードバーズ」というバンドの出身ですが、ヤードバーズを脱退したあとの歩みはおどろくほど違います。
ギターテクの話は他のwebサイトでも書かれていることと思いますので、少し違った視点で。

■エリック・クラプトン
渋いというか、味わい深いというか、素晴らしいです。「クリーム」時代のとんがってころのエリック・クラプトンが、1番好きなのですが、今のアンプラグドなクラプトンもさすが。クラプトンは人生そのものがブルースではなかったのか? 
「デレク・アンド・ザ・ドミノス」以降は、酒とドラッグに溺れ、離婚・再婚、そして息子の事故死など、苦悩に満ちた人生のように思います。彼のギターには、苦悩の人生がにじみ出ています。なるほど渋い訳だ。

■ジェフ・ベック
協調性がないことで有名なジェフ・ベックですが、確かに「BBA(ベック・ボガード・アピス)」解散後は、パーマネントバンドを持たず現在に至っています。「WIRD」の頃のカミソリのように切れるジェフ・ベックが一番。彼の感性のおもむくままのギターは、ちかよりがたいというか、意外性に満ちています。それと間の取り方が絶妙、ギターを弾いていない瞬間が何とも言えません(わかるかな〜)。
1990年頃からピックを使わず、指でギターを弾いていますが、インタビューでは、「よくピックを忘れるので、不便だから指で弾くようにした」とか言っていますが、世界三大ギタリストがそんないいかげんなことでいいのか〜 昔の曲もそつなくこなしているので、問題はありませんけど。
ギターは感性で弾くんだ、感性を磨け、ジェフ・ベックからは、そんなことを教わりました。

■ジミー・ペイジ
マニアの間では、ジミー・ペイジはギターがヘタ、と言われています。世界三大ギタリストをつかまえて、ヘタはないだろ〜 と思いますが、ライブでは微妙なミスピッキングが多いです。「デレク・アンド・ザ・ドミノス」でジェフ・ベックと一緒に在籍していたときは、ベースを弾かされていたくらいですから(ジェフ・ベック脱退後にギターに昇格します)。
でもね、彼は、曲を描く才能というか、リフをつくる才能は世界一でしょう。それをカッコ良く演奏することも。
ギタリストたる者、ギターが弾けるだけではダメなんだ、自分の自身でクールなリフを創り出せ、ジミー・ペイジからはそんなことを教わりました。

0 件のコメント: