2007/12/09

エンデューロレースがライムグリーンに染まった日


1988年頃にエンデューロレースが流行っていました。このとき常勝マシンだったのが、KDX200Rです。勝てるマシンを求めてみんながKDX200Rを購入し、エンデューロレース会場は、カワサキカラーのライムグリーンに染まったと言われています。今回語りたいのは、KDX200Rに保安部品を付けただけで発売されたKDX200SRです。
ちなみにモトクロスがスプリントレースなのに対して、エンデューロレースは、オフロードの耐久レースといったものです。

エンジンは200ccながら35psのエンジンを積んでごきげんな走りです。ハイパワーな2stですが、ピーキーなエンジンではなく、低速から良くねばる乗りやすいエンジンでした。

このマシンのびっくりは何と言ってもサスペンションです。ストロークは300mm、フロントは倒立フォークです。昔のバイクだと、3mくらいの土手からジャンプしてフロントから着地すると、フロントサスペンションがボトムして前転宙返りになります(実際になりました、痛かったです)。これがKDX200SRだと何ごともなかったように着地します。これは衝撃的でしたね。フレーム剛性も十分に高く、バイクの乗り方自体が変わりました。

まるで自分がスパークロスのライダーなみのテクニックを身につけたようなさっかくを与えてくれたKDX200SRでした。

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