2015/02/15

ロッカースキーはそんなに楽ちんなのか(FISCHER/RANGER84)

最近のはやりといえば、ロッカースキーです。
そろそろロッカースキーも実用十分と判断して、FISCHER製のRANGER84という板を買ってみました。


さて、この板ですが、カテゴリーとしては、オールマウンテン、トップとテールのツインロッカー、センター幅は84mmでセミファットです。板の長さは、167cmをチョイスしました。

山を丸ごと滑れる板とのことですが、ニセコ、苗場、かぐらといずれも吹雪の中で楽しんできたのでリポートしたいと思います。

■操作性
従来の板を横から見るとへの字型で、板を踏み込んでたわみをつくりターンするのに比べて、ロッカースキーはおわん型なので、踏み込まなくてもたわんでいたます。なので、身体を傾ければ力を入れなくてターンができます。板自体がとても軽いこともあり、とても軽快な操作性です。
軽いスキーは、高速で不安定になりがちですが、雪面に吸い付くようなしなやかさでまったく問題ありません。
昨年まで履いていた板より2cm短くなっただけなのですが、感覚的には10cmくらい短くなったように感じます。

■パウダーでは
バツグンの浮力を期待していたのですが、ここは残念ながらそれなり程度です。
ただロッカー形状が効いているのか、パウダーの中でも板を浮かす努力をしなくても、そこそこ浮いてくれるようです。操作性が良いので、あとワンサイズ長い176cmにすればよかったな〜と後悔しています。

■ゴンドラのゲージに入るのか
板が太くなったので、ゴンドラのゲージ(扉のポケット)に入るのか気になるところです。
ニセコは楽勝、苗場(新しい方のゴンドラ)は、1本づつに分ければギリギリ入ります。かぐらに至っては、1本づつに分けても入りません。なので、ボードカバーを付けてゴンドラの中に入れることになります。167cmの板は、垂直の状態では、ゴンドラに入りません(天井の高さが足りない)。斜めにしても1人分くらいのスペースをとるので、混んでいるゴンドラでは、かなりのプレッシャーかと思います。

■まとめ
とても優しい板と思います。カービングスキーから滑りを変える必要はまったくなく、楽ちんな方向にプラスアルファな感じです。
カービングスキーに比べると超高速でトップとテールのエッジのグリップが甘いと感じますが、決して板がずれてしまうわけではないので、気持ちの問題かと。
雑誌のレビューでは、シニア、女性でも楽しめると書いてありましたが、確かにそう思います。

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