モタードレース用に開発されたWR250X、レーサーとしてかなり割り切ったつくりになっていますが、この車はツーリングに使えるのか?
8月にWR250Xを購入して4ヶ月で4000kmほどツーリングで走りました。そのインプレッションをお届けします。
■ガソリンタンクは小さくないのか
WR250Xのガソリンタンクの容量は7.6l、5.5l使ったところでリザーブランプが点灯して残りは2.1lになります。
まず燃費、ツーリングユースであれば30km/l前後は走ります。これでいくと150km走ったところでリザーブランプが点灯、あと60kmの間にガソリン給油が必要になります。
日本の道路で、60kmもガソリンスタンドがないことがあるのか? う~ん、あるかもしれません、山中の峠道だと農協のスタンドだったりしますが、日曜日は休みだったりします。
ツーリングを計画するときは、どこでガソリンを入れるのかも考慮しておく必要があります。
400km程度の日帰りツーリングの場合、2回の給油が必要です。結構面倒です。
エンジンを回すとどの程度燃費が低下するのか? 今のこところ25km/lを下回ったことはありません。昔の2サイクルのように、気がついたら12km/lだったということはないようです。
■荷物を積むスペースはあるのか
まず、ゴムバンドをかけるフックすらありません(ここまで割り切らなくても...)。ゴムバンドで荷物を固定するときに使えるのは、ヘルメットホルダーとリアのウインカーの3カ所だけです。まあカッパ程度なら、ですね。
1泊、2泊するなキャリアは必要です。さてこのキャリアですが、Y'GEAで出しているものはかなりスタイリッシュな感じもしますが、やはりWR250Xのセクシーなヒップラインが残念なシルエットになってしまうようです。
日帰りツーリングならがんばってリュックです。
■高速道路は快適か
100km/hでの巡航はまったく問題ありません。x20からx30km/hでも車自体は問題ないけど、人間の方がつらいですね。カウイングないし。
ちなみに10,000rpmまで回すと、4速でx20km/h、5速でx40km/h、6速でx60km/h(これはたぶん)くらいまでスピードは出ます。まあ、車が軽いので横風には弱いですね。制限速度で走るのがよろしいようです。
■シートは快適か
スリムな車体に合わせて、シートはとても細くできています。1時間も走ればオシリはかなりの痛みになります。
Y'GEAでワイド&ローシートが発売されていますが、ワイドになるのは結構ですが、ローになる必要はないので、ちょっと... アンコ抜きになるので、前後の体重移動はできなし...
とりあえず、ホンダが出しているオシリが痛くならないインナーパンツ「ホンダ ツーリングシビレスインナーパンツ」を使っています。400km程度の日帰りツーリングならこれでOK。
■まとめ
たとえツーリング用のマシンでも、速くて困ることはありません。いろいろと問題のあるWR250Xですが、それを補うだけの魅力があります。さあ、WR250Xでツーリングに出かけよう(来春の話になります)。
2011/12/04
WR250Xはツーリングにも使えるか
投稿者 マリネラ国王パタリロ八世でございます 時刻: 17:58
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2 件のコメント:
メンテ屋です。
詳細なインプレッション、有難うございます。見るからにお尻が痛くなりそうな、シート、ツーリングにはきついですよね。
北海道では60KmぐらいGSが無い所はざらですので、少し、神経を使うかもしれません。来年もおいしいB級グルメの紹介、楽しみにしております。
今年はセミコンショウー行きますか?
札幌では2月にモーターショウーの予定があり、今から楽しみにしております。
それではまた・・・
なるほど~ 正確には60kmというのは関東周辺という条件ですね。
このマシン、北海道ではツーリングには不向きなようです。
今年はセミコンには行かずモーターショーに行きました(今日)。
結果は次のブログで。
スコラ、だんだんおもしろくなってきました。
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