理想のテレキャスターを探して、たくさんの楽器店とたくさんのギターを見てまわりました。
そこで得た最近のトレンドは、「ギターの価格は、材料費には関係ない」。少々断定的かもしれませんが、そんな風に思いました。
40年ほど前とギターの値段はほとんど変わっていません。ではギターメーカーはどうやって利益を出しているのか? 入門用のギターは新興国で海外生産して、国内生産のギターは付加価値をつけて値段を上げる、といった感じでしょうか。
生産国別にざっくりと値段を出すと、
・アメリカ:20万円
・日本:10万円
・韓国:5万円
・中国、インドネシア、メキシコなど:1万円~5万円以下
40年ほど前に、Fender社のクラフトマンが日本産のギターを見てあまりのできの良さに「Fender Japan」をつくり、安価で高品質なギターを日本の若者に提供したという話があります。(真偽のほどは、不明)
そんなことを考えると、日本製よりアメリカ製のギターが倍もするのは納得しがたい話ですけど。
ギターのパーツは値段によって材質が違う訳ではないので(たとえば、ブラスはブラスだし、ステンレスはステンレスだし)、要は仕上げの問題です。
木材もメイプルやアッシュ、アルダー、マホガニーなど、生産できる国と地域は限られているので、あとはシーズニングなどの手間の差になるのでしょうか。
1万円で売っているギターがあるので、トラストロッドを入れて、フレットを打ったネックが1000円程度でできる勘定になります。これすごいですよね。後々ねじれたり、そるかもしれませんけど、少なくとも売るときはだいたいまっすぐだと。
たぶん「ギターの付加価値にお金を払う」だと思いますが、形のないもにに何十万円ものお金を払うのか? もちろん十分な満足感はあるでしょうけど、ブランド物のバックに似ているかも...
こんな音が欲しいという絶対値がない初心者は、1万円のギターで十分なのか、いやいや初心者のときから最高のものを与えて、ものの価値をしるべきなのか、やっぱりわからないですね。
2011/12/29
ギターの値段について考える
投稿者 マリネラ国王パタリロ八世でございます 時刻: 12:26
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