2011/12/24

テレキャスターを弾き比べてみる


ギター雑誌をパラパラと見ていると、「~ピックアップはボディー直接マウントされ、サウンドはクリア。弦は、ボディーに直接接地されるのでサスティーンに有利~」ってテレキャスター? なろほどストラトのウイークポイントが見事に解決されています。
テレキャスターと言えば、桑田佳祐くらいしか思い浮かばないのですが... しかし昔の写真では、Jeff BeckやJimmy Pageも使っていたような。

これっていいかもしれない... とお手頃なテレキャスターをピックアップしてみました。とは言っても22Fでローズ指版、6wayブリッジは譲れない。
・G&L テレキャスター(6万円、インドネシア製)
・G&L テレキャスター(10万円、日本製)
・EDWARDS テレキャスター(7.7万円、日本製)
(いずれも売価です)
G&Lはレオ・フェンダーがフェンダー社をやめてつくった会社、フェンダーの弱点が改善されているようです。
EDWARDSはESPの廉価版ブランド。昔は激安の感じでしたが、最近では知名度が上がったので、値段も上がったようです。

本家本元のFender社は、今でも21F、3wayのブリッジです。こだわるな~、21世紀のこの時代にオクターブの合わない3wayのブリッジを使う理由が分かりません。

さて、この3本、実際に楽器店で弾いてみることにしました。

・G&L テレキャスター(6万円、インドネシア製)
コストパフォーマンスが抜群という評判のテレキャスです。
ギターを持ち、ネックを握ると、「おっ、無塗装だ」 さすが安いだけあってすごいです。湿気でネックが曲がらないのだろうか?
音を出してみると、なんともアタックの効いた刺激的なサウンドです。これがテレキャスの音かどうかはさておいて、楽しいかもしれない。しかしこの暴れたサウンド、スタジオなどで大音量にしたら音が潰れるだろうと想像します。

・G&L テレキャスター(10万円、日本製)
USA製は20万円するそうですが、たぶんそれよりよくできていると思われるモデルです。
ネックを握ると、「うっ、うすい、しかも指版がやけに平ら(たぶん400R)」、コードストロークをするというより、リードを弾くためのネックですね。
サウンドの方は、常識的、これなら実用にも耐えるでしょう。

・EDWARDS テレキャスター(7.7万円、日本製)
これもコストパフォーマンスが高い(ピックアップはダンカン)と評判です。ブリッジが3wayですが、それ以外の仕様はバッチリです。
ネックを握った瞬間にピピっときました。いい手触りです。やっぱりギターはこうでなくっちゃ(いつも使っているRandam Staarとほぼ同じ握り具合というだけかもしれません)。
サウンドの方は、さすがダンカンのピックアップが付いているので、実に存在感のある音が出ます。テレキャスのシャキシャキ感残しつつ、芯が太い感じです。う~ん、これ大音量で鳴らしてみたい。

試奏はこんな感じでした。6万円のテレキャスに期待していましたが、やはり値段相応でしょうか。残りの2台は十分合格かと思いました。
ここで大事なことは、電気製品ではないので、コストパフォーマンスではなく絶対的なパフォーマンスが必要ということ。
ただ、楽器店で試奏できる音量では、音の傾向は分かるけど、大音量で鳴らしたときのギターの善し悪しはわかりません。ここが大事なポイントなんですけど、想像するしかないんですよね。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

メンテ屋です。
いやーくわしい解説さすがですね。
テレキャスターを持った”国王”が
ちょっとイメージできないのですが・・・?
まあ、1本あると、2本、3本といろんな
物が欲しくなるのは、自分も同じです。
あとは財布と相談ということで・・・
スコラ、残念ながら終了しましたね。
録画してあるので、もう一度見てみます。
ビハインドオブザマスクの解説は、ちょっと
こじつけのようにも聞けましたが。
でも、音楽はやはり理論を身に着けなければ、いいものは出来ないということを学ばせていただきました。感性だけで作曲できるのは本当に一握りでしょうね。
それではまた・・・

マリネラ国王パタリロ八世でございます さんのコメント...

早朝からのレス、ご苦労さまです。
北海道の人になんですけど、最近、東京は寒いんですよ、寒さづかれといった感じです。
スキー場は寒くて結構ですけど、東京はホドホドにと...

ギターが何本もあってうれしい年頃はもう過ぎて、とりあえず使える1本があればいいかと思います。
メインに使っているギターは、オーダーメイドなので、理想の1本なんですけど、ヘビメタ用なので、ポップなものにはとても不向きです。
そこでもう少しライトなギターがあればということろです。

手に触るところが同じでないと、とても気になり、ピックすら持ち替えられないくらいです。適応力がないようでう、ネックの握りが違うとか、フレットの高さが違うとは、全然だめです。そんな訳で自宅にあるギターもメインのギター以外は、お部屋のインテリア状態です。

YMOをラップでやるとか、ボクの引き出しにはない感性です。教授も言っていましたが、「そうくるか」ですね。

匿名 さんのコメント...

無塗装ではなくてサテンフィニッシュです。