いまから30年近く前、ギターをレコーディングするために1本のマイクを買いました。
それが SHUREのSM57。理由は簡単、プロのギタリストがこぞってこのマイクを使っていたから。ちなみに「ゴーナナ」と呼ぶのがプロっぽいです。
当時いくらで買ったのか、もう覚えていませんが、石にかじりついて買ったような覚えがあります。まだまだ舶来品は高価で当たり前のような時代でした。今買えばそれほど高価なマイクではないのですが。
一流のマイクを買うと一流のレコーディングができるのか? これも簡単、できる訳がありません。自宅で録音する限り、ギターアンプのボリュームは2とか3とか、スピーカーのどこを狙ってもこれではまともな音にはなりません。
ある理由があって久しぶりに出してみた57ですが、マイクは問題なさそう、でもケーブルがすっかり風化してボロボロ、接触がうんぬん言うレベルではありません。しかたがないので、ケーブルだけ新しいものを買って使ってみると、おーっ、ちゃんと音が出ます。さすが57です。
念のため書いておきますが、プロ仕様のマイクにはON/OFFスイッチはついていません。ミキサーがいるので必要ありません。もしあなたのマイクにスイッチが付いていたら、それはカラオケ用のマイクです。
技術の進歩でアンプシミュレータを使えばラインのままギターのレコーディングができる時代になりました。57の出番はさらに遠のきそうです。
2008/09/06
宝のもちぐされ? SHURE SM57
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