2008/07/13

幻のエフェクターボード(その1)

今から20数年前、いかにたくさんのエフェクターを持っているかが、ギタリストのステータスでした。
ロックギターもまだまだ発展途上のとき、次々と新しいエフェクターが開発・販売されていきました。フェィザー、ディレイ、コーラス、フランジャー、etc...
どれも画期的な音ばかり、これを買わないことには、流行の音創りができません。アルバイトなどをして歯を食いしばって1つづつ買いました。エフェクターの数も揃ってきたので作ったのが、このボードです。
右下から、オーバードライブ、フランジャー、ピッチシフター、コーラス、ディレイ、etc



しかし、このエフェクターボードは、ほとんどコンサートに使われることはありませんでした。
手で持ち歩くには、あまりににも重い、昔のジャックとプラグはメッキが悪かったのか、常にどこかで接触不良が発生する、極めつけは音が細くなり、ロックできない。

活躍しなかったエフェクターボードですが、手放すこともできずにそのまま保存してあります。個々のエフェクターを外して使うことはあるのですが、もう10年以上エフェクターボードとして電気を入れたことがありません。

なかなか重たい青春の思い出です。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

メンテ屋です。
懐かしいものありますね。
私もMAXONのオーバードライブもっていますよ。
たしか当時8000円ぐらいしたなー
ディストーションが欲しいと思っていたのですが、友人が”オーバードライブの方がいい”
と言い、あんまり音が歪まなくてがっかり
した記憶有り。
まあ、リッチー小僧の間では”エフェクターに頼るのは邪道!”という雰囲気だったので
(自分の周りだけかもしれませんが・・・)
こんなものかなと自分を慰めていました。
今日はこれから汚水ポンプの整備です。
熱いのと、くさいので、ちょっとめげそうです。
それではまた・・・

匿名 さんのコメント...

そうですね〜、オーバードライブってフュージョン系のギタリストにはウケていたような気がしますが、ハードロック系では、これダメじゃん的な感じでした。
当時のアンプはあまり歪まなかったので、ちょっとオーバードライブしたくらいでは足りなかったというところでしょうか。

エフェクターを邪道という人は確かにましたよね。エフェクターを使わないエレキギターは、ドレッシングをかけないサラダのような気もしますけど。
素材の味も結構ですけど、もっとおいしくなるのなら、それはそれでいいのではないかと思います。
ちなみにリッチーの使っていたマーシャルは、ゲインを上げたチューニング版です。