2008/05/25

シトローツのインナーとは?


このブログでトップのヒット率なのがシトローツです。ちょっと季節はずれですが、シトローツのインナーブーツを紹介します。

インナーの外側は左の写真のとおり、ぱっと見た目は普通のインナーですが、ロワー側が皮でできています。なぜ皮なのかは分かりませんけど、たぶん手で縫うのに適しているのではないでしょうか(ビニールに比べて)。インナーも1つずつユーザーの足型に合わせて手作りですから。

この革製というのがなかなかくせ者で、濡れたままその辺に置いておくとカビてしまいます。とは言ってもスキー場から帰ってきたら乾燥室で乾かす、家に着いたら暖かい部屋に入れておく程度で気の使い方で十分です。

皮の良いところは、ビニール製のものに比べて耐久性があるかと思います。14年履いた古いシトローツは、アッパー側のビニール部分は経年劣化でボロボロしていましたが、ロワー側の皮の部分は問題なしです。ちなみに一度、タンがとれましたが、さすが革製、修理がききます。縫い直してもらってその後も末永く使えました。

シェルもインナーもオーダーメードのシトローツですが、人間の足は少しづつ変わっていくのかもしれません。長く履いた古いシトローツも何度がチューンナップをしてもらいました。たとえば、
・くるぶしの部分が当たって痛くなってきたので、フォーミングを溶剤で溶かしてもらってちょっと変形
・すねがタンに当たって痛くなったので、インナーにパッドを貼ってすねへの圧を逃がす(これは何度か変更)
などなど。ジャストフィットしているだけにフィットが外れるとすごく痛いような気がします。
末永くメンテナンスが受けられることもシトローツのポイントかと思います。

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