このとこころ、アニーボールとESP(USA)の弦をよく使っているので、紹介してみたいと思います。
ピックであれば、次々に持ち替えて簡単に比較することができるのですが、弦の場合は、一度張るとしばらくは使い続けなければならす、イコールコンディションで比較するのが難しいですね。
比較に使ったギターは、ランダムスターとテレキャスター、アンプはJCM900とPocket PODです。
弦の太さは、プレーンが009からはじまるライトゲージ、巻き弦が046で終わるレギュラーゲージのセットです。
■ESP(USA)
ここ1年ほど使っています。1セット472円とリーズナブルです。この弦の最大に特長は、手に吸い付くようなタッチが良いこと。分かりやすく言うとやわらかいということです。
音は、可もなく不可もなくで、普通です。
問題なのは写真からも分かるかと思いますが、紙の箱に入っていて、内袋も紙です。さすがUSAといった感じですが、梅雨時期などは、さびないかと心配です(シリカゲルを入れたビニール袋で保管)。
さび防止のためかもしれませんが、弦に油が塗ってあるようです。張ったばかりのときは、よく弦を拭いてから弾かないと手が汚れます。
やわらかい弦の宿命で、寿命は、2週間ほどです。弾いても弾かなくても、ピッチが不安定になってきます。
■アニーボール
30年前は、1セット1200円くらいして、まず買えず、あこがれの弦でした(当時としては、やわらかい弦でした)。現在では、1セット546円とまあまあリーズナブルです。ただ為替レートを考えれば1セット300円でもいいくらいです。
弦に迷ったら、とりあえずアニーボールを買っておけ、と言われるくらいで、音はしっかりしています。明るい音でサスティーンもいい感じです。
ピッチの安定感はESPに比べるバッチリで、古くなってもピッチが不安定になる感じはありません(もちろん限度モノ)。
1セット1200円くらい出せばもっと良い弦が買えると思いますが、弦も消耗品なので、コストパフォーマンスが大切かと思います。
ESPの弦は巻き弦の12フレット以上でピッチの甘さが悩みのタネでしたが、アニーボールを使うことでほぼ解消できたようです。
固い弦を使えばピッチの安定や寿命ももっと上がるはずですが、やわらかい弦が好みなので、しかたがないです。
アニーボールはESPより70円ほど高いけど、その価値は十分にあるので、まあいいかというところです。
2 件のコメント:
アニーボール懐かしいですね。僕らの間ではなまっていて、”アーニーボール”と呼んでいました。(なんせコードもAmをエーエムと呼ぶやつが居るぐらいもんで・・)
クラッシックギターでは弦は頻繁には代えません。(と思う。)なんせ、新品だとどんどん音程が変わってしまい、使い物になりません。今日、プロのコンサートに行ってきましたが、ばっちりチューニングしていても、1曲の途中でも、頻繁にペグをまわしていました。聞いた話だと、ライトの熱でも音程が変わるとのことです。
アンサーブログ、ご期待ください!
1セット500円は安いです。それでもセコイメンテ屋は、切れるまで交換しないかな!
アーニーボールとはナイスなネーミングです。今ならイジメられそうですね。
クラシックギターはチョーキングとかしませんけど、チューニングが狂うんですか?
ナイロン弦は無制限に伸びるのでしょうか、ステールの弦は新品でも3回くらいチューニングすれば、問題ないです。もちろんペグに上手に弦が巻けていることが前提です。(ベテランのリペアマンに弦の張り替えをたのむと、ほれぼれするほど上手です)
エレキギターでもチューニングロックのアームが付いたギターはチューニングが結構シビアでした。
寒い冬の日などは弾きはじめて弦とネックが人肌にあたたまるともう一度チューニングし直さないとダメでした。
チューニングメータがなかった頃は、ライブの演奏中にチューニングする職人技のギタリストがいたりしました。演奏よりもこちらの方がおどろきます。もしかするとパフォーマンスでペグを触っていただけのギタリストもいたのかもしれませんけど。
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