2011/12/31
弦交換の便利グッズ
ギターの弦を交換するとき、糸巻きに上手に巻けなかったことはありませんか?
毎週のように弦の交換をしていれば、迷うことはありませんが、たまに弦を交換すると巻きすぎてしまったりと...
そんなときのために弦の余長がわかるグッズを作ってみました。
まず厚手のビニールにパンチで穴をあけ、次に糸巻きのシャフトの直径を測ってそれを「3.14」倍して巻き数をかけて、マジックで書いただけです。
穴は書類をファイリングするパンチであけたらぴったりでした。
「3」のところに合わせて弦を切れば糸巻きに3回巻けます。
実はこれ、ESPですでに製品化されていて「Stringer」という商品名で販売されています(500円くらい)。ギターとベースが兼用になっているので、ちょっと大きい、それならばとジャストサイズでパクってみました。
いやいや、これ便利です。しっかり2回、3回と糸巻きに弦が巻けます。あんまり巻きすぎると弦のテンションが上がってしまうので、いいですね。
ちょっと厚めのビニールとかがあれば簡単にできます。
2011/12/29
ギターの値段について考える
理想のテレキャスターを探して、たくさんの楽器店とたくさんのギターを見てまわりました。
そこで得た最近のトレンドは、「ギターの価格は、材料費には関係ない」。少々断定的かもしれませんが、そんな風に思いました。
40年ほど前とギターの値段はほとんど変わっていません。ではギターメーカーはどうやって利益を出しているのか? 入門用のギターは新興国で海外生産して、国内生産のギターは付加価値をつけて値段を上げる、といった感じでしょうか。
生産国別にざっくりと値段を出すと、
・アメリカ:20万円
・日本:10万円
・韓国:5万円
・中国、インドネシア、メキシコなど:1万円~5万円以下
40年ほど前に、Fender社のクラフトマンが日本産のギターを見てあまりのできの良さに「Fender Japan」をつくり、安価で高品質なギターを日本の若者に提供したという話があります。(真偽のほどは、不明)
そんなことを考えると、日本製よりアメリカ製のギターが倍もするのは納得しがたい話ですけど。
ギターのパーツは値段によって材質が違う訳ではないので(たとえば、ブラスはブラスだし、ステンレスはステンレスだし)、要は仕上げの問題です。
木材もメイプルやアッシュ、アルダー、マホガニーなど、生産できる国と地域は限られているので、あとはシーズニングなどの手間の差になるのでしょうか。
1万円で売っているギターがあるので、トラストロッドを入れて、フレットを打ったネックが1000円程度でできる勘定になります。これすごいですよね。後々ねじれたり、そるかもしれませんけど、少なくとも売るときはだいたいまっすぐだと。
たぶん「ギターの付加価値にお金を払う」だと思いますが、形のないもにに何十万円ものお金を払うのか? もちろん十分な満足感はあるでしょうけど、ブランド物のバックに似ているかも...
こんな音が欲しいという絶対値がない初心者は、1万円のギターで十分なのか、いやいや初心者のときから最高のものを与えて、ものの価値をしるべきなのか、やっぱりわからないですね。
2011/12/24
テレキャスターを弾き比べてみる
ギター雑誌をパラパラと見ていると、「~ピックアップはボディー直接マウントされ、サウンドはクリア。弦は、ボディーに直接接地されるのでサスティーンに有利~」ってテレキャスター? なろほどストラトのウイークポイントが見事に解決されています。
テレキャスターと言えば、桑田佳祐くらいしか思い浮かばないのですが... しかし昔の写真では、Jeff BeckやJimmy Pageも使っていたような。
これっていいかもしれない... とお手頃なテレキャスターをピックアップしてみました。とは言っても22Fでローズ指版、6wayブリッジは譲れない。
・G&L テレキャスター(6万円、インドネシア製)
・G&L テレキャスター(10万円、日本製)
・EDWARDS テレキャスター(7.7万円、日本製)
(いずれも売価です)
G&Lはレオ・フェンダーがフェンダー社をやめてつくった会社、フェンダーの弱点が改善されているようです。
EDWARDSはESPの廉価版ブランド。昔は激安の感じでしたが、最近では知名度が上がったので、値段も上がったようです。
本家本元のFender社は、今でも21F、3wayのブリッジです。こだわるな~、21世紀のこの時代にオクターブの合わない3wayのブリッジを使う理由が分かりません。
さて、この3本、実際に楽器店で弾いてみることにしました。
・G&L テレキャスター(6万円、インドネシア製)
コストパフォーマンスが抜群という評判のテレキャスです。
ギターを持ち、ネックを握ると、「おっ、無塗装だ」 さすが安いだけあってすごいです。湿気でネックが曲がらないのだろうか?
音を出してみると、なんともアタックの効いた刺激的なサウンドです。これがテレキャスの音かどうかはさておいて、楽しいかもしれない。しかしこの暴れたサウンド、スタジオなどで大音量にしたら音が潰れるだろうと想像します。
・G&L テレキャスター(10万円、日本製)
USA製は20万円するそうですが、たぶんそれよりよくできていると思われるモデルです。
ネックを握ると、「うっ、うすい、しかも指版がやけに平ら(たぶん400R)」、コードストロークをするというより、リードを弾くためのネックですね。
サウンドの方は、常識的、これなら実用にも耐えるでしょう。
・EDWARDS テレキャスター(7.7万円、日本製)
これもコストパフォーマンスが高い(ピックアップはダンカン)と評判です。ブリッジが3wayですが、それ以外の仕様はバッチリです。
ネックを握った瞬間にピピっときました。いい手触りです。やっぱりギターはこうでなくっちゃ(いつも使っているRandam Staarとほぼ同じ握り具合というだけかもしれません)。
サウンドの方は、さすがダンカンのピックアップが付いているので、実に存在感のある音が出ます。テレキャスのシャキシャキ感残しつつ、芯が太い感じです。う~ん、これ大音量で鳴らしてみたい。
試奏はこんな感じでした。6万円のテレキャスに期待していましたが、やはり値段相応でしょうか。残りの2台は十分合格かと思いました。
ここで大事なことは、電気製品ではないので、コストパフォーマンスではなく絶対的なパフォーマンスが必要ということ。
ただ、楽器店で試奏できる音量では、音の傾向は分かるけど、大音量で鳴らしたときのギターの善し悪しはわかりません。ここが大事なポイントなんですけど、想像するしかないんですよね。
2011/12/21
ギターのピックを持ちかえる
ここ30年ほど、YAMAHAのピックを愛用してきました(写真中央)。
同じピックを30年も製造してることもすごかったのですが、セルロイド製ということもあり、ついに生産終了、一生分買っておいたつもりでしたが、ふとピックケースを見ると残り10枚程度に。
(その後、工具箱に50枚ほどのストックがあるのを発見、あれあれ)
そろそろ新しいピックを探してみるかと、重い腰を上げました。
(いままでそう思ったことは何度もあるのですが、挫折しています。)
こんなときにたよりになりそうなのが、神田の宮地楽器。さっそく店員さんに事情を話してアドバイスを求めると、「それならオーダーメイドで作るのがいいですよ、最初は版代がかかりますけど〜」、いやいやプロじゃないからそこまでは...
結局買ったのが「DUNLOP ULTEX 1.0」(写真右)。
これは人の爪に最も近いといわれるUltex素材だそうです。
もう一軒聞いてみようと、お茶の水の ESP Work Shopへ。
ここでは同じくDUNLOPを勧められられましたが、ESPブランドのピックを購入(写真左)。
このピックはポリアセタールという材質だそうです。ピックの表面がザラザラした加工になっていて持ちやすそうです。
さて、弾いたかんじですが、たかがピックですけど、ずいぶん音が違うもんですね。長年使ってきたセルロイドのピックはきらびやかな音で、いい感じです。
まず、ESPのピックですが、じつにゴリゴリした音がします。ハードロック系のリフを弾くにはもってこいの感じです。手に触る感じはいいんですけど、これはセルロイドのピックとあまりにも音が違うのでパスです。
DUNLOPのピックはセルロイドのピックと比べて持った感じも、音的ににも大きく変わりません(少しだけザラザラしていて持ちやすいです)。微妙な感じですが、ピッキングのコントールが何だかしやすい。
あとピックの持ち方にも影響される部分が大きいかと思いますが、ピッキングハーモニックスが出しやすい感じがします。これはヘビーなリードを弾く上では結構有利です。
そんな訳で、DUNLOPのピックをしばらく使い込んでみましたが、これいいです。上にも書いたとおりですが、とてもコントローラブル、微妙なニュアンスも表現できるような気がします。
それに減らないのもGoodです。これはセコイ意味ではないんですけど、セルロイド製のピックは減りが早いので、30分も弾くと先が丸くなってきます(2時間も弾けばおしまい)。丸くなれば出る音も違ってくるので、悩みどころだったりします。
なかなか結構な出会いでした。
2011/12/19
ヘッドホン復活(Roland RH-200)
モニター用のヘッドホンとして、RolandのRH-200を使っています。
我ながらしょぼいヘッドホン(確か7000円くらい)を使っていると思いますが、あくまでもモニタ用ですから(そう言いながら音楽鑑賞にも使っています)。
モニタ用のヘッドホンと言えば、ソニーのMDR-CD900がプロフェッショナル用として有名ですが、これが結構お値打ちなんですよね(17000円程度です)。
そんなRH-200ですが、ふと気がつくとイヤーパッドがボロボロ、なるほど、最近部屋に黒いゴミが落ちていたけど...
さっそくMDR-CD900を購入といきたいところですが、諸々の事情により、交換用のイヤーパッドを探すことにしました。
秋葉原のヘッドホン専門店をたずねてみるものの「Rolandは扱っていません」とつれない返事。専門店では扱わないほどしょぼいということですか...
ちなみに現物合わせて見たことろ、オーディテクニカの交換用イヤーパッドも使えるような感じでした。耳の形も限られているので、もしかしたら違うメーカーでも使えるのかもしれません。
それならということでネットで探すと、しょぼいRH-200には交換用のイヤーパッドはありませんが、上位機種のRH-300(15000円くらい)のイヤーパッドが使えるようです。
イヤーパッドが780円、送料が315円、合わせて1095円
注文した翌々日には届くというはやわざです。さそっく交換してみると、さすが上位機種のイヤーパッドです。しっくりしていい感じ。そして何だかお得!
新しいヘッドホン買うとエージングがたいへんなんだよと思いつつ、もうしばらくRH-200を使ってみようかと思います。
2011/12/18
継続宣言「ユニクロのフリースは何回の洗濯に耐えられるのか」
2011/12/10
アクセラで吉田うどんを食べに行く
今年の夏以降、あまり出番がなかったアクセラですが、もうしばらくするとスタッドレスタイヤに履き替える時期になります。
ここは一発、存分に走ってもらおうかと道志道→大菩薩ラインコースをドライブ、目的地は富士吉田です。
富士吉田と言えば「吉田うどん」、今年の春(2011/05/17)にもこのブログで紹介していますが、このとき行ったのは、元祖 吉田うどんの「はなや」でした。あっさり系のかつおダシでそれなりにおいしかったのですが、スタンダードな吉田うどんとは、少々違うようです。今回はスタンダードな吉田うどんをたべにR139沿いの「ふもとや」へ。
さて、お店に入るとかなり広いです。
メニューを見ると基本は400円程度、これにお好みでトッピング(50円)を加えるしくみのようです。
で、注文したのがこれ、
うどんにきんぴら、肉、キャベツ、生たまごをトッピングしています(600円)。
うどんはかなりコシがありいけます。汁は普通の醤油味、素朴な感じでおいしいです(B級テイストですけど)。
このほか、天かすとおしんこはサービスでした。
600円でおなかいっぱいでたいへん結構でした。
久しぶりにワインディングをアクセラで走りましたが、グッドなハンドリングでこちらも結構です。SKY-Dを搭載した新型アクセラはややハンドリングがダルになっていると言う話もありるので、やはり旧型がいいのではないかと。
2011/12/07
元「ハチロク」オーナーが、新型「86」をチェックする
ここ数年元気がなかったモーターショー、しかし今年は何だか盛り上がっているみたいです。
いまさらハチロク? という感じもしますが、元「ハチロク」オーナーがモーターショーで新型「86」をチェックしてきたので、インプレッションをお届けします。
まずは「86」
この写真はあちこちで見かけるので、どうってことはないのですが、車のサイズ、これいいです。実際に物を見るとコンパクトに仕上がっています。しかも屋根のワックスがけが難なくできるほど低いです。ボディーの剛性も高そうです。
ノーズが結構長く、エンジンができるだけ後ろへ、できるだけ低くマウントされていることが伝わってきます。
でもエンジンはスバルなんですよね、これ微妙。
ノーズが長い分、後部座席は足が入らないし、トランクスペースはほとんどありません。実用性は限りなくゼロかも。
う〜ん 2台目に買う車なんでしょうか、「ハチロク」は何かと便利だったんですけど。
トヨタのブースではロープが張ってあるので、車には触ることができません。
スバルでは、「86」を「BRZ」という名称で販売するようです。
で、スバルのブースに行くと、おっと、運転席に座れるようです。だからどうしたと思いつつ、40分並んで座ってみました。
これは「BRZ」のインパネです。
あまりハッキリ写っていませんが、スピードメーターは260kmまで振ってあります。2000ccの車で260kmは出ないだろう〜 まあ、ショー用ということで...
タコメータは7500rpmからレッドゾーン、これは「ハチロク」と一緒。
さて、ここからがおどろき! ミッションはパドルシフト付きのオートマです。もちろん6速のマニュアルもありますけど、普通モーターショーにオートマ持ってくるか? 運転席に座りたい列に並んだのは、シフトレバーのストロークとかチェックしたいと思っていた人がほとんどだと思いますけど...
運転席に座った感じは普通の車と変わらず、ちなみにユーノスロードスターの方がよっぽどスポーツカーらしい雰囲気でした。
う〜ん、あとは運転してどうかというところでしょうか。
2011/12/04
WR250Xはツーリングにも使えるか
モタードレース用に開発されたWR250X、レーサーとしてかなり割り切ったつくりになっていますが、この車はツーリングに使えるのか?
8月にWR250Xを購入して4ヶ月で4000kmほどツーリングで走りました。そのインプレッションをお届けします。
■ガソリンタンクは小さくないのか
WR250Xのガソリンタンクの容量は7.6l、5.5l使ったところでリザーブランプが点灯して残りは2.1lになります。
まず燃費、ツーリングユースであれば30km/l前後は走ります。これでいくと150km走ったところでリザーブランプが点灯、あと60kmの間にガソリン給油が必要になります。
日本の道路で、60kmもガソリンスタンドがないことがあるのか? う~ん、あるかもしれません、山中の峠道だと農協のスタンドだったりしますが、日曜日は休みだったりします。
ツーリングを計画するときは、どこでガソリンを入れるのかも考慮しておく必要があります。
400km程度の日帰りツーリングの場合、2回の給油が必要です。結構面倒です。
エンジンを回すとどの程度燃費が低下するのか? 今のこところ25km/lを下回ったことはありません。昔の2サイクルのように、気がついたら12km/lだったということはないようです。
■荷物を積むスペースはあるのか
まず、ゴムバンドをかけるフックすらありません(ここまで割り切らなくても...)。ゴムバンドで荷物を固定するときに使えるのは、ヘルメットホルダーとリアのウインカーの3カ所だけです。まあカッパ程度なら、ですね。
1泊、2泊するなキャリアは必要です。さてこのキャリアですが、Y'GEAで出しているものはかなりスタイリッシュな感じもしますが、やはりWR250Xのセクシーなヒップラインが残念なシルエットになってしまうようです。
日帰りツーリングならがんばってリュックです。
■高速道路は快適か
100km/hでの巡航はまったく問題ありません。x20からx30km/hでも車自体は問題ないけど、人間の方がつらいですね。カウイングないし。
ちなみに10,000rpmまで回すと、4速でx20km/h、5速でx40km/h、6速でx60km/h(これはたぶん)くらいまでスピードは出ます。まあ、車が軽いので横風には弱いですね。制限速度で走るのがよろしいようです。
■シートは快適か
スリムな車体に合わせて、シートはとても細くできています。1時間も走ればオシリはかなりの痛みになります。
Y'GEAでワイド&ローシートが発売されていますが、ワイドになるのは結構ですが、ローになる必要はないので、ちょっと... アンコ抜きになるので、前後の体重移動はできなし...
とりあえず、ホンダが出しているオシリが痛くならないインナーパンツ「ホンダ ツーリングシビレスインナーパンツ」を使っています。400km程度の日帰りツーリングならこれでOK。
■まとめ
たとえツーリング用のマシンでも、速くて困ることはありません。いろいろと問題のあるWR250Xですが、それを補うだけの魅力があります。さあ、WR250Xでツーリングに出かけよう(来春の話になります)。