2014/03/08

いまどきのディストーションペダルとは(BLUSE DRIVER vs POWER STACK)

20年ほど気にいって使ってきた ディストーションペダル BLUSE DRIVERですが、エッジの効いたサウンドは、生音でエッジの効いているHorizon Ⅲと組み合わせるとエッジが効き過ぎて、耳に痛いサウンドになってしまいます。
しばらく試行錯誤していましたが、あきらめて別のディストーションペダルを購入することにしました。

できるだけクリーミーなサウンドにしたいと思い探したのが、こちら、BOSSの「POWER STACK」です。



このペダルは、3年ほど前に発売されたものですが、BOSSがはじめてデジタル化したディストーションです。特長としては、クランチ-ディストーション-ウルトラディストーションと、サウンドメイクの幅が広く、昔だったらエフェクター3台分のサウンドが出せます。
「POWER STACK」の名前のとおり、マーシャルなどのスタックアンプの音がします。BOSSでは特にアンプの機種を特定していませんが、マーシャルのJCM800が近い音です。
ソリッドでクリーミーなサウンドは、まさにJCM800ですね。

20年前のディストーションペダルだと、深く歪ませると強弱のない、のぺーっとしたサウンドになってしましいますが、このあたりがうまくできていて、アタック感とコンプ感が両立しています。
倍音成分もたっぷりで、ピッキングハーモニックスも自在です。いやいや楽しい! Horizon Ⅲとの相性も良く、ご機嫌なサウンドです。

ウワサによると、POWER STACKは、ローランドのアンプ ジャズコに合わせてチューニングされているらしいです。先日、スタジオでジャズコと組み合わせて鳴らしてみましたが、なるほど、よくできています。ジャズコの場合、トランジスタのアンプらしくキンキンした音になりがちで、手こずりますが、POWER STACKを使えばバッチリです。

デジタル化というと心配なのが消費電流、カタログスペックでは、アナログのディストーションペダルの3倍ほどの消費電流です。充電式の006P(9V)だど、約5時間使えます。(アルカリ電池の半分くらい)
ちなみに音が出なくなるまで使ったときの電池の電圧を測ってみると、5.4Vでした。なかなかがんばっています。

最近では、4万~5万円もするディストーションペダルが流行のようですが、ゲルマニウムトランジスタを使ってハンドメイドだからといってそんな値段はどうでしょうか? 材料費はざっと3000円というところでしょうか...
デジタルにすれば、値段はそのままで、ここまできるというBOSSの姿勢に賛同します。

2 件のコメント:

メンテ屋 さんのコメント...

いつも、デープな解説、ありがとうございます。メンテ屋はいまだにディストーションとオーバードライブの違いがひずみ量の違いぐらいしか分からないので、ほとんど理解できず、あしからず。
こうなったら、勢いでジャズコかうしかないでしょ。
今日は、17年使用したソファーがついに限界と判断し、一日ソファー選び。値段、デザイン、すわりここち、サイズ、全部を満たすものはついにありませんでした。それではまた・・・

マリネラ国王パタリロ八世でございます さんのコメント...

昨日は、10年近く使ったエアコンの修理にきてもらいました。
交換した部品3点で3時間ほどかかりましたが、10年保証だったのでギリギリセーフ。
25000円ほどの修理代になるそうですが、助かりました。
ケーズ電気という電気屋さんで購入したのですが、これでは儲かりませんよね。

札幌はまだまだ寒そうですね。