昨年の12月にZOOMのSTOMP(MS-50G)を購入しました。
コスパの高さに感激していましたが、1年使った今はどうなのか… 1人のオールドギタリストとしての感想をお伝えします。
100種類のエフェクターを同時に6個まで同時に使えるので、スタジオでの練習には楽ちんとの思いで購入しましたが、試行錯誤しながら1年使ってみて、やっぱり歪み系はいまひとつな感じです。
ディストーションやオーバードライブのモデリング、アンプのモデリングなど、単体としての完成度は高い(音はリアル)のですが、ピッキングのニュアンス、ギターのボリュームを絞ったときの歪みの変化など、アナログにはだいぶかなわない感じです。
家で弾いているときは、まだ良いのですが、スタジオに持ち込むと、何ともコントロールが効かずに手に余ります。
そんな訳で今はこんなセットになっています。
STOMPは空間系のエフェクターとして使い、歪み系は、昔使っていた「Bluse Drive」に。この組み合わせだとメタル系はつらいのですが、ハードロックまでならなんとか。
あと、コーラスなどのモジュレーション系もかけっぱなしにすると少し痛い音になるようです。ビンテージコーラスのモデリングもあり、音色自体は良くできていますが、原音とのなじみ具合がアナログのコーラスとは微妙に違います。コーラスかけっぱなし世代としては少々残念です。
よくできたマルチエフェクターだとは思いますが、オールドスタイルのギタリストには、少々合わない部分もあるようです。
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