2013/08/10

レスポール復活(GRECO EG-700)

先日、楽器屋さんの店員さんと話をしていて、
パタ:「古いレスポールがあるんだけど、ミディアムスケールのネックなんで弾けないんだよね、いつもロングスケールだから」
店員さん:「ミディアムスケールだと弦のテンションが下がって弾きづらいですよね」
パタ:「ん~、では太い弦を張ってテンションを上げればいいのか?(一人ごと)」
いつも使っている弦はボトムヘビーのライトゲージ(巻弦だけレギュラー)なので、ワンサイズ太いボトムヘビーのレギュラーゲージ(巻弦だけヘビーゲージ)を買って帰りました。


数日後、長らく放置してあったレスポールを掃除しつつ弦を張り替えてみると、「お~っ、これいけるかも」。
ミディアムスケールだから弾くにくい、だけではなく弦のテンションが下がっているのも相当弾きにくい原因となっていたようです。個人差もあると思いますが、テンションが合っていれば、さほど違和感は感じません。
弦高の調整などしてみましたが、残念ながら巻弦のヘビーゲージはナットに収まりません。
さらに数日後、いつもたよりにしている御茶ノ水の「ESP Guitar Workshop」に持ち込みナットの溝を調整してもらいました(3000円)。
おまけでボーリュームとトーンのガリも直してもらいました。はじめて見ましたが、接点復活剤は、シャフトからではなくポットの横から中のワイパーめがけて吹くのがいいようです。さすがプロですね。

ナットの調整も終わり、快調なレスポールですが、いかんせんフレットが減っている。弦を張り替えるときに虫メガネで見たところ、比較的 均等に減っているところが幸いですが...  レスポールはセットネックで、しかも指版の両側にバインドが付いています。リフレットには63000円かかるそうですが、7万円のギターですから、ちょっとね~

ランダムスターとテレキャスターでは、あまい音が出せなかったのですが、レスポールならパッチリです。特定の曲になるかもしれませんが、まだまだ活躍してくれそうです。

話は違いますが、最近 70年代に製造されたグレコのレスポールを「ジャパンビンテージ」と呼ぶそうです。本家のギブソンより音が良いとの話もありまますが、オーナーとしてはそんなことはないと思います。

2 件のコメント:

メンテ屋 さんのコメント...

GRECOレスポール復活、おめでとうございます。フレット打ち直しに6万もかかるんでは、コスパ悪すぎですが、手間を考えると、それぐらい貰わないと、商売としては成り立たない気もします。
GRECOでもそれなりの値段のものは、作りがいいのかもしれませんが、自分のはちゃちいですね。とてもビンテージとは言えません。
先日、NHKでサザン復活ライブをやっており、妻と二人で鑑賞しました。桑田使用のギターは、国王が昔紹介していたPGMですね。斎藤誠氏使用のギターの形、色は国王と同モデルのテレキャスターでしょうか?
目がついついギターに行っちゃうメンテ屋でした。

マリネラ国王パタリロ八世でございます さんのコメント...

いえいえ、当時グレコのレスポールの開発にかかわったとされる成毛滋氏の話によると、安くて良い物を届けたとのことで、5万円前後のモデルにチカラが入っていたようです。
音の方は本家にはかなわないかと思いますが、木工工芸品としてはとても良くできていると思います

メンテ屋さんの場合、大事にケースに入れて保管していたので経年劣化をしていないのではないでしょうか。

サザンもすごいですよね〜、5年も休んでいてまったくファンが逃げていかない、サザンの代わりになるバンドはないと。