スキーをはじめて数年間、スキーブーツは、痛いのを我慢するものでした。リフトに乗るときはもちろんバックルをゆるめ、お昼ごはんを食べるときは、ブーツを脱ぎます。何足かブーツを買い換えましたけど、解決せず。
何とかならないものかとスキーブーツ専門ショップ(神田ブーツ研究)を訪ねました。
そこで足型を見てもらい、紹介されたのが「シトローツ」というメーカーのブーツです。ブーツの種類は1種類のみ、でもオーダーメードのブーツです。つまり1足ずつが手造りです。
ショップで足型を測定して、工場があるオーストリアに送ります。数ヶ月後、自分の足型にあったシェルとインナー(革製です)が送られてきました。シェルはまるでボールのようにまるい形、こんな足型なのか〜としばしぼうぜん。普通のシェルで、合うわけがありません。
インナーはさっそくフォーミングです。足の裏までフォーミングが入るのは、シトローツだけのようです。
できあがったブーツは、まさにジャストフィット、これ以上ぴったりの靴は履いたことがないし、未知の感覚です。
さて、このブーツでスキーを滑った感じは、スキーのトップからテールまで、自分の神経が通ってりるような感じです。スキーの下の雪の様子は手に取るように(この場合、足にとるようにかな)分かります。バックルをきつく締めなくてもブーツの中で、足が遊んだり、かかとが浮くようなことはありません。もちろんどこかが当たって痛いということもありません。
約13万円したシトローツのブーツですが、すでに14年履いています。ビニール部分は少々ボロボロしてきましたが、かけがえのない大切な一足です。ブーツ底などの傷んだパーツは今でも交換することができるので、不自由はあありません。
たとえばラングのブーツのように毎年進化してニューモデルが出るようなものとは、全く次元の異なるブーツですが、もう他のブーツは履けません、そろそろあたらしいシトローツが欲しくなってきました。
2008/01/14
手造りのスキーブーツ
投稿者 マリネラ国王パタリロ八世でございます 時刻: 12:11
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2 件のコメント:
14年間履いたシトローツですが、ルスツにスキーに行ったときについにシェルにクラックが入ってしまいました。なごりおしい気がしますけど、もう寿命です。
さっそく新しいシトローツをオーダーしました。2月末ごろには、日本にくる予定です。楽しみです。
Strolz
私の場合、初代は11年、2代目は11シーズン履きました。滑ったら毎回、インナーを抜き出して完全に乾燥させる、のが秘訣でした。
今は国産の物をフルチューンした物ですが、靴底側にフォーム材が回ると言う事の威力をずっと噛み締めています。ので、次はやっぱり、シトローツにしようかなぁ、、、と思ってます。
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