30年ぶりにギターを買うことにしました。12月24日にこのブログで紹介した、EDWARS製のテレキャスターです。
このギターに決めたのは、音ではなくネックの握りです。ネックで決めてどうするんだ、と言われそうですが、いつも弾いているギターからストレスなく持ち換えられることを優先しました。
ESP Guitar Workshopの店長さんと話をして、3wayのブリッジは6wayに交換することに。カスタムパーツも豊富でリペアマンもいるのであっという間です。
これれで、22F、ローズ指板、6wayブリッジの条件はクリア、理想のギターのできあがりです。
(直接は関係ありませんが、ESP Guitar Workshopの店長さんの対応もGoodでした。客の質問に的確なアドバイスでさすがです。ギター購入後も何かとお世話になっています。)

ここで EDWARS製のテレキャスターのスペックをもう一度。
ボディ:アルダー
ネック:ハードメイプル
指板:ローズウッド(22F、240R)
ブリッジ:ESP製 6way
ピックアップ:セイモア・ダンカン
ダンカンのピックアップが2つ(定価 15000円×2)付いているので、このギターの原価の半分くらいはピックアップということになります。ピックアップだけで支えられているサウンドという評判もありますが、実際のところどうでしょうか...
家に帰ってきてMasahll JCM900にプラグインすると...
う〜ん、なかなか太い音です。これ本当にシングルコイルのピックアップかよ、と思いつつ... ブリッジを交換したためかサスティーンも十分です。
たぶん、ビンテージテレキャスマニアに言わせると、これはテレキャスの音ではないのだろうと思います。
でもギターのボリュームを絞れば、しゃきしゃきしたテレキャスらしい音になります。この音、ハムバッカーのギターではでないだよな〜。
しばし、JCM900のセッティングを試行錯誤しますが、なかなかいいところを発見、シングルコイルらしい音になってきました。
このギターのキモとなっているダンカンのピックですが、さすがローノイズです。どういうしくみなんだろう? アンプのゲインをぐいぐい上げてもノイズがでません、もちろんハウリングなども皆無です。
コードカッティングはもちろんですが、リードを弾いてもこれはいけます。
さて、ここで30年前に買ったESP製のランダムスター(当時オーダーメイドで20万円)と弾き比べてみます。
音の善し悪しは好みの問題ですが、う〜ん、ボディの鳴りが何だか違うな(もちろんランダムスターの方が上)。まあ、30年弾き込んだギターと比べるのも何ですが、違います。
ボディーの材はどちらもアルダーですがクオリティの差でしょうか(ちなみにピックアップは定価ベースだと同じです)。
ビンテージテレキャスの音を求める人には、このギターはおすすめできませんが、あまりこれにこだわらず、シングルコイルのピックアップが付いた実用性の高いギターを探している方は、楽器店で手にとってみてはどうでしょうか。