
以前にアイリッシュ・ウイスキーの記事を書きましたが、その続きという感じですけど。
村上春樹の作品で、これはエッセイです。村上氏は作家であると同時に翻訳家でもあるので、なかなか外国ネタの本は楽しく読んでいます。ゆる〜い感じでいいんですけど。(このゆるさが小説になると、やや女々しい感じで文芸界の小田和正とか... あくまでも個人的なイメージです。)
で、このエッセイは村上氏が奥さんと2人で、アイルランドを旅してシングルモルト・ウイスキーとアイリッシュ・ウイスキーについて書かれたものです。(ちなみに収録されている写真は奥さんが撮っています。地方の空気感が伝わってくる良い写真だと思います。)
毎日、ウイスキーを飲み歩いて、それを本にして印税生活とは作家もいい商売だと思いますが、エッセイを書くにはまず知名度がないとだれにも読まれないので、ハードルは高いですね。
アイリッシュ・ウイスキーを飲みにわざわざアイルランドまで行く人はいないと思いますが、念のため。
アイルランドで、アイリッシュ・ウイスキーと合わせて氷りを頼むのは、ダメだそうです。水道水(ミネラルウオーターでなく)で割って飲むのが正しいそうです。
なろほどね、常温の水だとウイスキーの豊かな香りがより楽しめます。氷が溶けるペースに合わせて飲む必要もないし、これはいいかも。
たぶんシングルモルト・ウイスキーなどでもおいしくいただけると思います。